ニキビ

目薬でニキビ治療はやめましょう!

目薬の画像
目薬の画像

応急で顔のブツブツや赤み、ニキビを治したいと悩まれている方で、裏技的な治療法として、
『ニキビに目薬をつけたら赤みが引いて治った、きれいに跡が無くなった』と一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

きっかけはブログやTwitter、口コミサイト、また女性誌にも美肌特集として取り上げられたことで話題になったようですね。

でも胡散臭いとか、本当に効果あるの?悪化しない?って思いますよね。

本当に目薬はニキビ対策に効果あるのか、その真相はいかがなものなのでしょうか?

ニキビに効果あった人と悪化した人がいる

プラカードを持った女性のイラスト

調べてみるとブツブツや赤みのある所に目薬を塗ると治ったとか、ニキビ跡がきれいに無くなったという声が非常の多くみられますね。

目薬の口コミサイトでも通常の使い方の感想の中に、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「バイシン プラス2」と言う目薬をニキビ跡につけたら赤みが早く引いたと書かれています。

まぁ確かに目薬って目に入れるものですので、肌に塗っても悪影響なイメージはありませんし、アクネ菌を殺菌してくれるような気もしますよね。

ちなみにバイシンプラス2に含まれている成分は

  • ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
  • パンテノール(プロビタミンB5)
  • タウリン
  • 酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)
  • 塩酸テトラヒドロゾリン
  • グリチルリチン酸二カリウム
  • ネオスチグミンメチル硫酸塩

あとリン酸水素Naなどの添加物も含まれているようです。

あとロートリセに含まれている成分は

  • 塩酸テトラヒドロゾリン
  • 硫酸亜鉛水和物
  • ビタミンB12
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウム
  • L-アスパラギン酸カリウム

添加物としてホウ酸やl-メントールなどが含まれているようです。

この2つを見比べても含まれている成分は異なっていますね。やはり目薬の種類によってもまちまちのようです。

しかし中には逆効果と答えている人もおり、その声としては、

痛いし、しみたよ!

かゆくなったわ!

腫れて悪化したよ!

余計にひどくなったわ

などがありました。

効果の有無の口コミも使用した目薬によるのでしょうか?

目薬の成分である血管収縮剤が効いていた?

目が充血している女性のイラスト

でもきちんとした根拠があるのかどうかが一番気になりますが、どうも目薬には殺菌作用と炎症を抑える成分が含まれており、それがニキビに効果あるようです。

またどんな種類のものでもOKというわけではなくて『充血用目薬が効果ある』ようです。

ちなみに、ものもらいや結膜炎の治療に使われる抗菌用に含まれる成分は、ロート抗菌目薬EXの場合

  • スルファメトキサゾールナトリウム
  • グリチルリチン酸二カリウム
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • 酢酸d-α-トコフェロール

等が含まれており、充血用とは成分が異なります。

充血用目薬に含まれる成分は血管収縮剤と言われ、主に塩酸ナファゾリン、塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸フェニレフリンといった成分になります。
この成分は点鼻薬にも含まれています。

実際にニキビ治療で皮膚科に行ったら、目薬血管収縮剤を処方された方もいました。

ニキビに効果あったという口コミで、バイシンとロートリセを試されている方がいましたが、たしかにこの2つにも塩酸テトラヒドロゾリンが含まれています。

でもこれらの成分は間違って飲んでしまうと吐き気を催したり、大量に投与すると危険なものでもあるようです。

あと目薬以外にもムヒやマキロンをニキビに塗ったら治ったという方もいるようですね。

その成分には充血を抑えるタイプの目薬に含まれている血管収縮剤であるナファゾリン塩酸塩が配合されているようです。

実際に血管収縮剤は末梢血管を収縮させる作用があり、肌の赤みや炎症などを抑える効果があるため、ニキビにも効果があると言えそうです。

ちなみにアメリカ製のバイシンは、海外ではモデルが赤ニキビや肌の炎症を抑えるために応急用として当たり前のように使っているとも聞いたことがあります。

目薬の成分にはビタミンが含まれているものもありますが、ビタミンは飲むより直接肌に塗った方が美肌効果があると聞きますから、その辺も関係しているのかもしれません。

決しておすすめしない、目薬でニキビを治すやり方

綿棒のイラスト

まず、大前提として目薬はニキビ薬ではありません!

実際に赤みが引いた、治ったという方もいますが、逆に悪化したと言う人もいます。

当然、人それぞれお肌の環境は違いますので、お勧めしませんが、自己責任でもやりたい方は、実際にニキビが治ったという方のやり方を紹介します。

何度も言いますがお勧めはしませんよ!

  1. まずお肌を清潔にする。顔のニキビなら洗顔し、体ならお風呂上りにする。
  2. 綿棒の先端に充血用の目薬をたっぷり染み込ませる。
    目薬の口を直接患部に当てると、アクネ菌やその他の雑菌が付着する可能性があるので、綿棒を使用しましょう。
  3. にきびに塗る。
    しみるかもしれません。
  4. 一日一回行い、何日か様子を見る。

注意点:目薬の使用期限はパッケージに記載されていますが、これは未開封時の期限であって、一度開封したものは品質が低下するのでなるべく早めに使用するようにと書かれています。

なるべく早めにってどれくらいか気になりますが、ロートリセの場合、開封後1〜2ヶ月を目安に使用下さいと書かれています。目薬の種類や防腐剤の有無にもよりますので、使用されるものを確認してみて下さい。

また、まぶたやまつ毛に一度でも触れると品質が低下するので、使いかけのものではなく新しいものを使用したほうがよさそうです。

あと使用後の保管方法も説明書を確認してみて下さい。

何度も言いますが、効果の違いは人それぞれです。悪化するリスクもありますので、くれぐれも自己責任で!

正規の対策をしましょう!

注意のマーク

でも目薬やマキロンはニキビの薬ではなく、ドライアイや充血用、目ヤニ予防など目にさしたり怪我につけて効果を発揮するものです。

もちろんそれらのパッケージには効果・効能として目のかゆみ、目の疲れ、眼病予防と書かれており、ニキビに効果があるとは書かれていませんし、やはり正規の使い方ではないので、試す方はあくまでも自己責任となります。

これだけニキビが治ったという声があれば、ニキビ薬を作っている会社でももちろんその成分を取り入れているでしょうし、もし取り入れていなければ副作用などなんらかのリスクがあるのかもしれませんね。

ちなみにニキビケア製品で有名なプロアクティブの主な成分は、

  • サリチル酸
  • グリコール酸
  • レチノール
  • ヒアルロン酸

の4種類で目薬に含まれる成分は記載されていません。

餅は餅屋なんです!

お肌には個人差があるので、目薬をニキビに付けても効果のある人と効果のない人はいると思います。また中には悪化する方もいるかもしれませんし、跡が残ったりするかもしれません。

この解消法は裏ワザとか言われていますが、ゲームじゃないんだから裏ワザなんて使わずに正攻法で治したいですよね。

冷静に考えてみて下さい、目薬は点眼する薬です!

ニキビが出来たからと言って眼科には行きませんよね? 視力を測ったりコンタクトを作るところですからね!

目薬を使用するぐらいならこれをお勧めします! 実際に私が試してみたレビューも書いているので参考にして下さいね♪

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ニキビ跡の赤みを自分で治す方法はこちら

ニキビ跡の赤みを自分で治す方法

それを承知の上で使用する勇気があればいいと思いますが、個人的にはやはり正規の使い方ではないので怖いというのが正直なところですね。

歯磨き粉をニキビに塗る治療法などたくさんありますが、都市伝説的な情報を鵜呑みにするのではなく、生活習慣や食生活の見直し、正しい洗顔方法などそれぞれの場所にあった改善法で、きちんとしたニキビ対策をしましょう。