あなたは自分もしくは人のニキビがうつるか心配したことはありませんか?
私も顔のニキビを触ったあと、その手を洗わないままベタベタ顔につけるのは躊躇してしまいます。
やはり多くの方がそのようなお悩みを持っているようで、よくインターネットのQ&Aサイトや掲示板で相談を見かけます。
特に中学生、高校生の思春期の人達からの相談が多い様で、
- 隣の席になった子のニキビがうつらないか心配
- プールで感染しませんか?
- 同じタオル使っても大丈夫?
- 彼氏・彼女と付き合いだして増えた
- 親御さんが赤ちゃん対して大丈夫かな?
など他にもそういった声が多くあるようです。
果たしてニキビはうつるのか?うつらないのか?
風邪みたいにアクネ菌が空気中を浮遊して空気感染するのか?接触しなければ大丈夫?
そのような疑問にお答えしますので、チェックしてみて下さいね。
目次
ニキビは感染しません
いきなり結論を言いますが、タイトル通り
『ニキビがうつることはありません!』
他人からも自分自身からもうつりませんのでご安心を!
なぜならニキビの原因となるアクネ菌は、常在菌といって誰の皮膚にもあるからなんです。
誰もが持っている菌なので、例え人に付着したからといってすぐにニキビが出来るわけではありません。
またニキビを潰した時に出る膿や液体が付着してもうつる事はありませんが、悪化したり跡が残ったりする可能はあります。
でも確かにあごにあったニキビや吹き出物が別の場所に出来たとか、1つだったものが広がり複数できてしまうとうつったように思えますよね。
表現が難しいですが、ニキビ自体がうつるのではなくニキビの原因であるアクネ菌が付着すると発症する可能性が高まるという事なんです。
それをうつると表現するので誤解が生まれるのでしょうね。
原因は別のところにある
ニキビの原因には下の記事でも書いていますが、生活習慣、皮脂の分泌が多い時期的なものや食生活、ホルモンバランスの乱れなど様々な要因があります。
また人の肌質や体調、その時の抵抗力も影響します。
例えば疲れが溜まっていると、ホルモンバランスが乱れ皮脂の分泌が多くなったり、体の免疫力が低下します。
また睡眠不足もニキビの原因になります。
皮脂が増えるということは毛穴がつまりニキビを発症するリスクは高まりますよね。
また免疫力が低下すると風邪を引きやすくなったり、病気にかかりやすくなりますよね。
それと同じで肌機能が低下していると外的要因に弱くなり、アクネ菌が付着するとニキビを発症しやすくなるんです。
それでちょうどニキビが出来始めたタイミングがそれらの要因と重なり、うつると誤解してしまうケースもあると思います。
またすでにニキビができている場合、気になって触ってしまうことはありませんか?
触り過ぎて刺激を与えると悪化してしまうので、それが広がりうつったように思えてしまいます。
しかし、説明した通りニキビがうつることはありません。ですが、アクネ菌が付着すると発症する可能性は高まります。
では対策としてアクネ菌が肌にうつらないようにする事と、付着した場合に発症しないように食い止めることが重要になってきます。
それではどのように気をつければ予防出来るのか対処法を紹介します。
ニキビ発症のリスクを減らすための対策
ニキビを予防するためには普段のスキンケアや生活習慣の改善も重要ですが、ここではアクネ菌の付着を減らす対策を3つ紹介しますね。
何度も言いますが、発症するリスクは減らしておきたいですよね。
では誰もが持っているアクネ菌はどういった状況で付着するのか?どうすれば防げるのでしょうか?
こまめに手を洗う
他人や自分のニキビを触った手で他の場所を触ると当然ダメですよね。
でも彼氏や彼女の顔を触ってあからさまに手を洗ったら、なんか汚い物に触れたように思われて相手は傷つきます。
自分のニキビならすぐに手を洗えば良いですが、人の場合は相手を傷つけないように気をつけましょう。
そしてアクネ菌が付着するリスクを減らすためにも手洗いはきちんとしましょう。
またアクネ菌に限らず不衛生な手で触るとニキビを悪化させる原因にもなりますので、必要以上に触らない事が望ましいです。
手洗いや洗顔など常にお肌を清潔な状態に保つように心がけてくださいね。
メイク道具の貸し借りはしない
女性同士でメイク道具の貸し借りはありませんか?
ニキビに直接触れなくても、ファンデーションのスポンジやパフ、チークブラシなど化粧品・スキンケア道具を通して間接的に触れてしまう事もありますので、人の物を貸し借りしない方が良いでしょう。
またほとんどないとは思いますが、男性同士の髭剃りの貸し借りも同じくNGですよ!
アクネ菌がその道具を通して肌に触れることにより菌が付着することがありますし、衛生面的に考えてもしない方が賢明でしょう。
中にはパフやスポンジを全然洗わないという方がいるようですが、1週間洗わないだけでトイレの床より雑菌の数が多くなるそうです。
そう考えたらトイレの床を拭いた雑巾で顔を拭いているような物ですよね。
ファンデーションのスポンジは食器用洗剤で洗ってもOKですが、専用のスポンジクリーナーを使った方が長持ちします。
特に夏場は雑菌の数も増えますので、最低でも1週間に1回は洗濯した方が良いでしょう。
人のタオルやマフラーなどは使わない
このようなケースはあまりないかもしれませんが、化粧品と同じで人が触れた物を使うのは控えましょう。
寒くてマフラーを借りる場合や、友達の家に泊まりに行って人の枕を使う場合です。
マフラーって意外に洗濯しませんし、枕も数日洗わないと雑菌が繁殖します。
あと人の使ったタオルも使わない方が良いでしょうね。
マフラーや枕よりはタオルの方が使う可能性が高いかもしれません。
顔の部分では特に頬に触れることが多いと思いますので、気をつけてみましょう。
基本的に人が使った物は衛生面から考えても使わない方が無難です。
以上がアクネ菌の付着を減らしニキビを発症させないための対策です。
後やるべき事は、例えアクネ菌が付着したとしても繁殖させない、発症させないために対策を行っておくことです。
具体的には、
- きちんとスキンケアを行う
- こまめに皮脂を拭き取る
- 体調管理をしっかりする
- バランスの良い食生活を心がける
- 睡眠をしっかり取る
- ストレスを溜めないなど
ニキビの原因となる生活習慣を見直してみましょう。
まとめ
ニキビがうつることはありませんので、心配はいりません。
しかし発症するかしないかはあなたの体調にもよりますので気をつけましょう。
触りすぎたり、化粧道具の貸し借りも控え、体調管理にも気を使いましょうね。
ニキビの原因は思春期や年齢、食生活やストレスなど様々なものがあります。
相手に対して「ニキビがうつる」とか「うつった」などと失礼な事は言わないように気を付けて下さいね!
やはり友達でもそうですが、彼氏や彼女に「ニキビがうつるから触らないで!」
なんて言われたら非常に傷つきますし、言われた方はストレスになってしまうかもしれません。
思秋期であればニキビが出来やすい時期でもありますので、相手の顔に触れたりすることに躊躇してしまうかもしれません。
触りすぎたり潰してしまうくらい強く触るといけませんが、普通にしていれば心配はいりませんのでご安心を!
もしニキビが気になるようであれば、紹介した3つの対策を心がけ、食生活やストレス解消、こまめに汗や皮脂を拭き取ってお肌を清潔に保つなど基本的な事をしっかり行いましょう。