かゆいニキビでお困りの方必見ですよ!
ヒリヒリ痛いのはまだ我慢出来ますが、ニキビがかゆいとどうしても触ったり掻きむしってしまいますよね。
でもそれでニキビが潰れたり、皮膚が破れて血が出ると、跡が残ったり治りが遅くなったりするので注意が必要です。
そこで今回は悪化させないために、かゆいニキビの原因とかゆみを抑えるための対策を紹介しますので、是非参考にして見てください。
目次
ニキビがかゆくなる原因
なぜニキビがかゆくなるのか原因が分かれば、それに対して対処出来ます。
かゆいからといってかいたり爪を立てたりしていても完治することはありません。
その原因となっている要因を取り除かない限り、良くなりませんのでしっかり対策していきましょう。
お肌が乾燥するから
かゆみの一番の原因はお肌の乾燥です!
ニキビに限らず秋や冬、空気が乾燥している時期って、お肌がカサカサしてかゆいですよね。
乾燥肌の方は背中や腕、足のスネなど掻きむしって粉を吹いた経験があると思います。
カサカサしやすいあごのニキビもかゆいことがありますよね!
またお風呂上がりに体がかゆくなった経験ありませんか?
それは皮膚の水分が失われることによって乾燥を招きかゆみを発症するんですね。
メカニズムとしては、肌が乾燥することによって、皮膚の角質層が剥がれやすくなります。
すると剥がれた所の知覚神経がむき出しになり、ちょっとした刺激でかゆいと感じるんです。
しかし中には顔がベタベタ脂っぽい脂性肌なのに、ニキビがかゆいと言う人もいます。
乾燥してないのに何で?と思われるかもしれませんが、
皮脂が少ない=乾燥肌
テカテカベトベトしている=脂性肌
ではないんですね。
- 乾燥肌は皮膚の水分量が少ない状態
- 脂性肌は油分が多い状態の事です
つまりいくら皮脂多くても、皮膚内部の角質層がカラカラ水分が少ない状態であれば、脂性肌であり、乾燥肌でもあるということなんです。
最近インナードライという言葉をよく耳にしますが、まさにその状態で、皮膚の表面は汗や皮脂でテカテカしているのに、内部は乾燥している状態です。
見た目だけでは本当の乾燥肌かどうかの判断は難しいので、もし肌がベトベトしているけどかゆみがある方は、実は隠れ乾燥肌かもしれません。
外からの刺激に弱い敏感肌
お肌にはホコリや細菌、紫外線など外的刺激から皮膚を守るためのバリア機能があります。
しかしそのバリア機能弱まると、十分にお肌を守れなくなり、外からの刺激でヒリヒリ赤くなったり、かゆみを生じたりします。
敏感肌が原因で洗顔料や化粧水、乳液、保湿クリームなど合わない場合もあり、ニキビを治すためのケア商品がかえって痒みを引き起こす事もあります。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとはお肌が生まれ変わるサイクルのことです。
このターンオーバーという肌の新陳代謝が乱れると、皮膚に必要なセラミドなどの保湿成分が不足して、潤いのない肌になり乾燥を招いたり敏感肌の原因になったりします。
すると先ほどの乾燥肌や敏感肌によるかゆみが生じてくるんですね。
ではそのターンオーバーが乱れる原因が何かというと、
- 偏った食生活
- ストレス
- 睡眠不足
- 洗顔のやりすぎ
- 紫外線など外的刺激があります。
どれも普段の生活習慣が大きく関係していますね。
つまり規則正しい生活を送らないと、お肌のターンオーバーが乱れ、結果的にニキビが出来やすくなったり、かゆみを引き起こす原因になるんです。
蕁麻疹やアトピー体質
蕁麻疹やアトピーが出やすい方はかゆみを起こしやすい体質なのでニキビが出来てもかゆくなることがあります。
蕁麻疹の場合ヒスタミンという物質がかゆみの原因になります。そのヒスタミンは、かけばかくほどさらに分泌が増えるため悪化する悪循環になります。
アトピー体質の方は肌の知覚過敏状態で、ニキビが出来た時に痒くなることがあります。
また花粉症だと顔がかゆくなることもありますよね?
しかしかきすぎると乾燥を招くことにもなりますので要注意です!
顔ではなく体のニキビがかゆい場合はマラセチア毛包炎かもしれない
顔にできるニキビはアクネ菌が原因ですが、背中や胸など体にできる場合はマラセチア菌が原因のマラセチア毛包炎といわれるものになります。
体のブツブツがかゆい場合は、上記で紹介した原因の他にマラセチア菌による影響も疑って下さい。
マラセチア毛包炎の症状にはかゆみもあるため、同時にそちらも解消するようにしっかり対策して下さい。
胸に出来るニキビの原因とすぐに始められる予防法の紹介です。人に見られても恥ずかしくないデコルテを手に入れましょう!
ニキビに似ているマラセチア毛包炎の見分け方と予防、治療法を紹介!
ニキビを悪化させないためのかゆみ予防法
まず一番やってはいけないことは、かゆいからと言ってかいてしまう事です。
ニキビをかいて傷が付き、そこから細菌が入ってしまうと炎症を起こして治りが遅くなったり、潰れて跡が残るなどのリスクがあります。
かゆくてもかくのは絶対ダメです!
どうしてもかゆいのが我慢できない時は、ニキビができている患部を氷や保冷剤で冷やして下さい。
逆に温めるとかゆみが増すので気をつけて下さい。
この方法はあくまで応急処置なので、根本的にかゆみを抑える予防対策をしないと意味がありません。
また誤ってかいてしまった時のため、ニキビを傷つけないように爪も短く切っておいた方がベターです!
これまで紹介した原因がかゆみを誘発しているため、それぞれにしっかり対処してニキビも早く改善させましょう。
乾燥肌を治す
かゆみの1番の原因はお肌の乾燥です。そのため乾燥予防をしっかり行うことで、ニキビのかゆみを抑えることができます。
お肌のカサカサは放置していても治りませんので、生活習慣を変えていく必要があります。
これから紹介する習慣を見直してみて下さいね。
お風呂での注意点と入浴後の保湿をしっかりする
お風呂はお肌に必要な保湿成分やセラミドなどが流れやすくなります。だからと言ってお風呂に入らない訳にはいきませんよねσ^_^;
そのため最低でもこれらの注意点を守って少しでも乾燥を防いでください。
- 顔や身体をゴシゴシこすりすぎない
- 熱いお湯に長時間浸からない
- 着色料や香料の含まれた入浴剤は使わない
- お風呂上がりにしっかり保湿する
毎日の入浴でこれらを意識して行うとかゆみの軽減につながるでしょう。
肌を潤わせるなど効果的な栄養素を摂取する
体の中から行なうインナーケアも大切です。
お肌に必要な水分を閉じ込めたり、血行を良くする栄養素を摂取することで、乾燥を防ぎ、結果的にかゆいニキビの対策になります。
乾燥を予防するオススメの栄養素は、
・各ビタミン類
ビタミンAやBなどそれぞれに皮膚の潤いを保ったり、新陳代謝を促すなど様々な効果があります。
ビタミンの種類やそれを含む食品はこちらの記事を参照して下さい。ビタミンA、B、C、Eそれぞれの効果とそれを含む食品を紹介します!
・セラミド
外部の刺激から皮膚を守ったり、角質層の水分を保持する働きがあります。うまく摂取することでかゆみも抑えられます。
セラミドを多く含む食材は、
- 大豆や小豆などの豆類
- コンニャク
- ひじき
- ワカメなどです
ひじきとコンニャクと大豆は煮物にすると簡単に摂取できますね。
わかめも味噌汁に入れたり酢の物やサラダに入れて食べて下さい。
・タンパク質
肌バリア機能を高めて外敵刺激から守ってくれます。
タンパク質が含まれる食品はご存知の方も多いと思いますが、
- 大豆や豆乳
- 卵
- 牛乳
- 肉類
- 魚類(青魚)などがあります
・βカロテン(ベータカロテン)
肌だけでなく、髪の毛や爪などを健康に保つ働きがあります。
またβカロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚の角化を防ぐ作用があるので、乾燥肌の予防になります。
βカロテンを多く含む食材は、
- ニンジン
- パセリ
- ほうれん草
- かぼちゃ
- 小松菜
- にら
- パセリ
- モロヘイヤなど緑黄色野菜があります
緑黄色野菜はサラダやスープ、カレーに入れてみたりいろいろ試してみて下さい。
これらの食材を普段の料理レシピにうまく取り込み、バランスよく食べるように心がけて下さいね!
洋服の締め付けやカラカラした空気にも注意
寒い時期やエアコン、暖房による空気の乾燥も大敵です。空気がカラカラしていることもかゆみにつながります。
対策としては加湿器を置いたり、ストーブの上にやかんを置いたり空気の乾燥を防いで下さい。
また下着や洋服の締め付けも良くありません。きつい下着って赤くなってかゆくなりますよね。
サイズが緩めのものを着たり、ブラシャーやパンツなど下着の跡が肌に赤く残っているようであれば、サイズが合っていないと思われるので見直して下さい。
また、乾燥とニキビの原因や対策についてはこちらの記事を参考にして下さい。
ターンオーバーを正常にする
ターンオーバーの乱れは乾燥肌や敏感肌の原因にもなり、ニキビのかゆみを誘発します。
そのため、先ほどの潤いを保ち乾燥を防ぐ食材をうまく絡めながらバランスの良い食事を心がけて下さい。
あと、ストレスを溜めないように発散し、睡眠も十分にとりましょう。
また紫外線も悪影響になるため、日差しが強い日は帽子や日傘、日焼けクリームを塗って対策して下さい。
敏感肌を治す
敏感肌はヒリヒリしたり、赤くなる、かゆいなどの症状があります。そのためニキビができている場合にかゆみが出ることがあります。
敏感肌になる原因は、乾燥や年齢によるもの、間違ったスキンケア、体質などがあります。
1番の対策は保湿をすることです。
入浴時に添加物等のない入浴剤を入れたり、化粧水やクリームでしっかり保湿して下さい。
また洗顔料やシャンプーなど肌に合わないものも悪影響になるため、刺激の少ない無添加の物を選んだり自分にあった物を使用して下さいね。
アトピー体質を改善する
アトピーや蕁麻疹体質の方は、皮膚のバリア機能が低下する事でお肌の保湿成分が失われて乾燥を招きかゆみを生じます。
それでかきむしってしまうとお肌を傷つけたりニキビを悪化させてしまいます。
すると更に肌のバリア機能が弱まってしまい、乾燥してかゆくなる負のスパイラルを引き起こします。
そのアトピー体質を改善するにはオメガ3系の脂肪酸をお勧めします。
油には種類があり、不飽和脂肪酸と言われるオメガ3系、オメガ6系、オメガ9系の3つに分類されます。
その中でもアトピーの原因になり悪影響なのがオメガ6系の脂肪酸です。
これは
- コーン油
- サラダ油
- ひまわり油
- 菜種油
- 大豆油などに多く含まれています
これらはスーパーでもよく売られているので使っている人も多いと思います。
しかしこれらの油はアトピーを悪化させる原因になります。料理をする際はこれらの油は使用せず、オリーブオイルを使用するなどして下さい。
一方、アトピー改善に良いとされてるのがオメガ3系の脂肪酸です。
これは
- しそ油
- えごま油
- 亜麻仁油に多く含まれています
こちらのえごま油は手軽にオメガ3系を摂取でき、キャベツやトマト、タマネギのサラダなどにドレッシングとしてかけると美味しいのでおすすめです。
まとめ:保湿と食事の改善をしよう!
ニキビがかゆいからといってかきむしってしまうと悪化したり、ニキビ跡が残る可能性もあります。
そのためにはまずいくらかゆくてもかいたり潰したりしないことです。
手に雑菌がついていると触るだけでも、毛穴のつまりからかゆいニキビを誘発するので、洗顔前や汚れた際はきちんと手を洗って下さい!
そのことを守りつつ正しいスキンケアや食事、睡眠など生活習慣の改善を心がけると共に保湿をしっかり行いましょう。
かゆみの原因となっている要因の多くは、敏感肌やターンオーバーの乱れによるお肌の乾燥です。
そのため乾燥を防ぐための保湿をしっかり行うことで、ニキビのかゆみも治まってくるでしょう。
乾燥肌や敏感肌の方におすすめの洗顔から保湿まで優しいスキンケア商品があります。実際に私が使用した感想も書いていますので参考にしてみて下さいね。
また顔ではなく体のニキビがかゆい場合は、上記で紹介したマラセチア毛包炎の記事を参照して下さい。
あとアトピー体質で生活習慣を正しく行なってもなかなか良くならない方は、体質改善の為にオメガ3系の油を摂取してみて下さいね。
これらの対策を根気強く行なう事で、かゆみだけでなくニキビ自体も良くなってくると思います。