肩こり

自分で押せる肩こり解消のツボを図入りで紹介!

ツボ押しのイラスト
整体師の画像

日本人の10人に1人は自分は肩こりだと自覚しているそうです。これは厚労省が行っている国民健康基礎調査の結果によるものだそうですが、これだけ多くの人が悩んでいる病気ですのでもう肩こりは国民病といっても過言ではないと思います。

そんな肩こりで悩まれている方はこれから紹介するコリをほぐすツボを押してみて下さい。

最近はデスクワークでパソコンを使用する事も当たり前のようになっていますし、長時間モニターを見てキーボードを打っていると肩がこってきますよね。

またデスクワークでなくても、一日中カットやシャンプーをやっている美容師さんや理容師さんでも困っている方が多いようです。

以前ある番組で紹介されていましたが、実は一番肩こりが多いと言われている職業は『主婦』だそうです。

確かに家事や洗濯など毎日ハードに動き回っていますし、洗濯物をたたみながら肩を叩いている姿が浮かんできます。

少しでも楽になるように、肩こりを解消するツボを紹介しますが、ツボと言っても全身にいっぱいあります。

なので今回は自分で押せるものに厳選しました。

彼氏や彼女、奥さんや旦那さんなどマッサージしてくれる人や頼める人がいればいいですが、一人暮らしの方や、肩を揉んでくれる人がいない場合は自分で押すしかないので、一人でも押せるツボだけを紹介します。

空いた時間に手軽にできるのでぜひ試してみて下さい。

肩こりを解消するツボの場所

では体の上から下へと順に図を使って紹介して行きます。

頭のてっぺん

頭にあるツボ百会の画像

頭のてっぺんにあるツボです。てっぺん付近を触ってみると凹んでいる部分があると思います。また周りと比べて少しブヨブヨしている感覚があるとこです。

このツボは百会(ひゃくえ)といって、肩こりだけでなく頭痛や自律神経の乱れにも効果がありリラックス出来ます。

自律神経が乱れると血液の流れが悪くなり、肩こりの原因にもなります。ストレスが多い方はそれが原因で肩や首こりが出ているかもしれませんので、試してみると良いでしょう。

自分でやる場合は親指だと押しにくいので、人差し指と中指を使って気持ちいいと思う力加減で押してみましょう。

耳にあるツボの画像

実は耳にも多くのツボがあり、耳たぶの少し上と外側に肩こり帯といわれるツボが集中している所があります。

肩だけでなく首こりの痛みも緩和してくれます。

この付近を押してみると痛みを感じる所があると思います。そこを親指と人差し指で挟んで押したり揉んだりしてみて下さい。また綿棒を使って刺激しても良いでしょう。

あまり強く押しすぎると耳が痛くなったり腫れたりするので程よい力加減で、1回3分程行ないましょう。耳は押しやすいので、ながら作業でも手軽にできると思います。

首の後ろ

首の後ろにあるツボ天柱の画像

首の後ろにあり、えり足・うなじ付近にある天柱(てんちゅう)というツボです。首の筋肉の脇のくぼんだ部分にあります。

こちらも自律神経に効果があり、筋肉の緊張を和らげて血行を良くしてくれます。肩こりだけでなく頭痛がする時に押しても良いでしょう。

押し方は人差し指や中指で押したり揉んだりしても良いですが、親指で頭を持ち上げるようにグッと押し上げると気持ち良いです。

手と腕

まずは腕にある手三里(てさんり)です。

腕にあるツボ手三里の画像

このツボの場所は、ひじを曲げると腕の内側にシワができますが、シワの根元部分から手首の方へ指3本分くらいの位置にあります。

その辺りを押してみるとジーンと痛くて指にしびれが伝わるところがあると思います。

押し方はもう一方の手の親指を使って、5秒程押して離すを繰り返します。強すぎず軽くマッサージしましょう。

次に手の甲にある合谷(ごうこく)というツボです。

手の甲にあるツボ合谷の画像

場所は手の甲側で、親指と人差し指の付け根付近のくぼんだ所にあります。押すとジーンと痛みを感じるところがあると思います。

肩こりだけでなく歯痛や指、目の疲れにも効果がありますので、デスクワークでパソコンを使用する時間が長い方にはオススメです。

こちらを親指でグーと押して離すを繰り返す、またはグリグリとマッサージすると良いでしょう。

足裏

足裏のツボの画像

足裏の人差し指から小指までの付け根付近にあるツボで、肩や首の血行を促進してくれます。また内蔵の働きをよくする効果もあります。

人差し指から小指まで4本の指の付け根付近をほぐすように揉んで押しましょう。

お灸

以前ある番組でも紹介されていましたが、自分一人で簡単にできるセルフお灸はご存知ですか?

私もCMでおなじみのせんねん灸を使っていますが、火をつけてツボに貼るだけなので手軽に出来ますよ。

お灸の画像

お灸と言えば治療院で鍼灸師(しんきゅうし)にやってもらう治療で敷居の高いイメージがありましたが、今は20代から30代の若い方にも徐々に人気が広まっているそうです。

個人的には昔悪い事をした時に、おばあちゃんに「やいとを据えるよ」といって怒られていた記憶があります(笑

その当時は自宅でもお灸を据えてる所が多かったようですが、最近では少なくなったので「やいとを据える」といった言い回しは聞かれなくなったようです。

話は戻りますが、お灸も1000円位の物からありますので、試してみる価値は十分にあると思います。
整体やマッサージ屋さんに行っても何千円かはかかりますし、せんねん灸はツボの場所など分かりやすい説明書が付いているので手軽に始められると思います。

ツボ押しをする際の注意点

こんな時はツボ押しをするのをやめましょう!

妊娠中

強すぎたり痛すぎると子宮に影響が出る場合があるので注意が必要です。やはり妊娠中は無理をせずきちんと医師と相談して行なった方が良いと思います。

火傷や腫れなど怪我がある所は押さない

これは当たり前ですね。傷や病気が悪化する可能性があるのでNGです。

食後

食後すぐは消化不良を起こす事があるので、最低でも1時間は空けて行ないましょう。

飲酒時

アルコールが回りやすくなるのでお酒を飲んだ時は止めておきましょう。

これ以外でも体調が悪い時や異常を感じたらすぐにやめましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

紹介した以外にもたくさんありますが、今回は押しやすい耳や手や腕、足裏等のツボを紹介しました。

肩にも当然ツボはありますが自分だと手が届きにくかったり、力が入りづらかったりして私の場合マッサージしても逆に疲れる事があります。

肩がカチカチで肩甲骨がゴリゴリ鳴っている状態なので、少しくらい肩を押したくらいじゃ全然指が入らず相当力がいるんですよね。

頭や腕だったら押しやすいですし、通勤の移動時間や自宅でリラックスしながらや仕事の合間など、時間がある時にできますので、肩こりで悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。